アメジストドーム採掘現場記録
  
    アメジストは、どのようにして採れると思いますか?
    
    お客様とのお話の中でよく聞かれることが、「アメジストドームって、どうやって採れるの?」
    「土に埋まっているのですか?」「それとも・・・・・??」
    
    私も、写真で見たことがある程度だったので、答えに窮してしまい「今度ブラジルに行ったとき
    に案内してもらえますので、そのあとでしたらちゃんとお答えできると思います。」としか言えま
    せんでした。
    
    今回のブラジル訪問で、念願のアメジスト採掘の現場を観る機会に恵まれました。実際に自分
    の目で見たものは想像以上に興味深いものでしたので、このたび「アメジストドームの世界」と
    題して(タイトルが大袈裟ですいません)ご紹介いたします。
    
    ぜひご覧ください。



南米MAP ▼場所はブラジル、ブラジルは日本からは飛行機で24時間、
  直行便はなく、LA経由でサンパウロに着きました。
 
  サンパウロから国内便に乗り換え、約1時間ちょっとで
  ポルトアレグレ空港に着きます。
 
  ここから車に乗り換えてさらに4時間、ウルグアイ国境
  近くにその場所はありました。


     南米ポルトアレグレ
▼ポルトアレグレからは、ご覧のような平坦な丘陵地帯
  の景色が続きます。
アメジストが採れる山 いざ、アメジストを目指して

▼これがアメジストが採れる山です。
  何の変哲もない山、というより丘のように見えます。
  所々に赤土が見えるのが、この地域の特徴です。
  途中、アメジスト専門のガリンペーロ(本来は金を
  採掘する人の呼称)の集落があり、すごくりっぱな
  家だったことに驚きました。


アメジストの洞窟 ▼ここがアメジストを採掘するために掘られた洞窟の
  入口です。
  先程見えた赤土は、固い岩盤でレッドシャスパーの
  ような岩でした。

  この辺りは、湧き水が出ていてご覧のように地面を
  濡らしています。また、時折「ミャーミャー」と猫の
  鳴き声が聞こえます。
  「こんなところにも猫がいるんですね」と言ってい
  たら、「あの鳴き声は、カエルだよ」と案内をして
  くれたガイドに言われ、ビックリしました。
アメジストの洞窟 アメジストの洞窟 ▼洞窟は、高さが2m強で大人が立ったままで入れます。
  中には電気も来ています。
  奥はなんと500mあるらしく、何代にも渡って掘り
  続けた結果この長さになったようです。
  アメジストは、水平に分布しているらしく、この層
  の上にも下にもないということです。
アメジストの洞窟 アメジストの洞窟 ▼途中、岩盤の中にアメジスト発見!
  採掘に失敗したものなのか、採掘に値しない結晶だ
  ったのかわかりません。
  「なんだアメジストは岩に挟まっているんだ」とこの時
  初めてわかりました。

  しばらく進むとものすごい粉塵で前が見えなくなり
  ました。
アメジストの洞窟 ▼すると、前方に2人のガリンペーロ発見!
  物凄いドリルの音がします。
 
  岩に挟まったアメジストを、まさに採掘している
  ところです。
アメジストの洞窟 ▼これがアメジスト原石です。

 

こちらで採掘現場の動画がご覧になれます。 
アメジスト原石 アメジスト原石 ▼既に採掘したアメジスト原石です。
  2週間採掘できない日もあれば、一日に2つ、3つ採掘
  できることもあるそうです。
 
  岩盤からきれいに切り離したアメジストは、ここから
  数百メートル離れた加工所へ向かいます。
アメジストドームはこうしてできる

アメジストドーム アメジストドーム ▼採掘されたアメジストは、まずここに集められます。
 
  そして、ここではアメジストを縦半分に切断する作業
  が行われているところです。
アメジストドーム アメジストドーム ▼次々とアメジストが真っ二つになっていきます。

  アメジストは本来、対になっているのですが、
  元々セットで売るものではないため、流通の過程で
  バラバラになってしまいます。
アメジストドーム アメジストドーム ▼サンダーが並んでいます。
 
  ここでは切断面をきれいに磨く作業が行われて
  います。
アメジストドーム ▼結晶内部をきれいに洗浄し、最後の仕上げをしています。
アメジストドーム ▼最後にアメジストの母岩と同じ緑色の塗料を塗って
  できあがり!
アメジストドーム ▼できたてのアメジストドームです。

 右側のものが最上級品、左がその次のグレードです。

 グレードは全部で5段階に分かれています。




 後日、聞いた話しですとアメジストを採掘するガリン
 ペーロたちは、20歳頃からこの仕事に就いて、15年
 位働いてリタイヤするそうです。


 その理由は、15年で一財産築けるということと先程の
 粉塵で、それ以上続けると健康上問題が出るとのこと
 でした。
アメジストドーム アメジストドーム  
 いかがでしたが、以外に思われた方も多かったと思い
 ます。
 お楽しみいただけましたでしょうか。
 
 以上、アメジスト採掘現場記録でした。